今からできるSEO – 基本プロセス

SEO施策の基本プロセスを以下まとめました。このプロセスにはSEO要素を考慮したコンテンツ最適化、つまり「検索エンジンを軸とするインバウンドマーケティングの実行プロセス」とも言えます。このプロセスを繰り返して遂行していくことで検索順位アップはもちろん、オウンドメディアとアーンドメディアを適切に活用するなどでマーケティング効果をさらに上げることができます。

 
⒈ キーワードリサーチ

SEO対策においてキーワードリサーチはプロジェクトの勝負を左右するほど重要なプロセスですが、時間や手間がかかることで充実に行なわれるケースは割と少ないです。これは逆にこのプロセスをきちんと踏むことで優位に立てることを意味ますのでぜひ適用してみてください。
 
1)関連キーワードの調査

ターゲットキーワードを選定するためにGoogle AdwordsのキーワードプランナーやGoogleアナリティックスを利用して関連キーワードを調べます。

まず、「新しいキーワードの選択と検索ボリュームの取得」→ フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新キーワードを検索 → 商品またはサービス、ランディングページ、商品カテゴリを選んで候補を取得します。

たとえば、「中古車」をキーワードにして検索した結果、701候補が表示されました。

もう1つは、Googleアナリティックスの集客 → Search Console → 検索クエリにアクセスします。ここで見られるのは、流入キーワード、つまり検索時にユーザーが使用していた検索キーワードを確認できます。
こちらのリストとキーワードプランナーで取得した関連キーワードを合わせてリストを作成しておきます。

<弊社が運用するMDMソリューションに対する流入キーワード>

さらに、検索時のサジェストキーワードも合わせて調べると良いです。上記で取得したキーワードのうち、重要キーワードを実際に検索してみると次のように候補キーワードが自動表示されます。これらのサジェストキーワードこそユーザーの傾向を表すものです。


 
2)キーワード選定

関連キーワードを調べたら取得したキーワードの中からターゲットキーワードを選別します。ここで重要なのは選定基準ですが、以下を参考までの例を挙げてみました。

(1)月間検索量
もっとも一般的な分類方法です。検索量が多いビックキーワードと検索量は少ないがロングテールキーワードで区分します。キーワードの重要度と検索量は必ず比例 するわけではありませんが、ユーザーを囲み込む側面ではビックキーワードは大きな意味を持ちます。一方、ロングテールキーワードもコンバージョン率が高いのであれば、次の「購入段階」のように購入を目的とする重要な戦略キーワードになります。

(2)購入段階
ユーザーが商品を購入するまでの流れをみて商品に関する基本情報、競合商品との比較、ブランドに関する評価など、該当情報が得られるキーワードを段階別に分類します。その中でまた検索量の多いキーワードを2つ、3つを選択します。

(3)商品名や会社名のようなブランドキーワード
関連キーワードには自社の製品名やブランド名が出ることも多くあります。このようなブランドキーワードはコンバージョン率が高いので検索順位の管理に特に気を使
わなければなりません。ブランドキーワードの場合、正確でかつ最新の公式情報がオウンドメディアを介して表示されるように管理することが大事です。

(4)ペルソナ(ユーザーの属性)
検索キーワードにはユーザーの属性(性別・地域・傾向)がわかる要素があります。関連キーワードの中にこのような情報を提供するキーワードは、関連性の高いコンテンツを制作する際にヒントとして活用することができます。

(5)競合難易度
上記で1次的にフィルタリングしたキーワードで実際検索を行い、その結果を分析しますが、1ページ目で競合他社の状況を確認することがポイントです。確認すべきなのはキーワード検索広告と検索結果で競合の状況です。つまり、競合がない場合は、そのキーワード自体にあまり意味をおかないか、または意味がないかです。一定の競合が現れるキーワードがビジネス的価値のあるキーワードと言えます。マーケッターはユーザーたちの新しいニーズや傾向について常に関心を持つべきです。そしてこれらに対応するキーワードを見つけることで既存では接することができなかったユーザーたちとコミュニケーションする努力を忘れてはなりません。
 
3)キーワード確定

上記のプロセスを進めた結果から、どれをターゲットキーワードにするのか確定します。ターゲットキーワードは定期的に状況変化を反映及び維持するようにします。また月毎に整理し、年間でまとめるとキーワードの変化パターンからたとえば、時期に合わせたキーワードがみつけるときもあります。
 
⒉ 競合分析

検索結果1ページ目に表示される各サイトというのは検索エンジンによるテーマ性や権が認められたことになります。検索エンジン別に順位に影響を与える評価要素が色々ある中でもテーマ性と権威の評価基準は共通でこれを満たしているコンテンツの方が上位にあがりやすくなります。

検索結果ページの競合を分析する時には上位のコンテンツを次の項目を参考にして全体的な平均値と最高値、最低値を把握して、コンテンツ戦略に反映するのが目的です。

1) コンテンツのタイトル
2) タイトルの文字数
3) タイトル内の検索キーワード数
4) メタタグ:ディスクリプション、キーワード、H1、H2など
5) コンテンツ内の単語総数
6) ユニーク単語数
7) 段落の頭テキスト
8) 頭文章の単語数
9) 頭文章に含まれる検索キーワード数
10) URL
11) ドメイン登録日
12) google検索ランク
13) googleのキャッシュ更新日
14) サイト内のインデックスページ数
15) ソーシャルメディア上の反応(いいね!数、ツイット数、ブックマーク数など)
16) 被リンク数
17) 被リンクドメイン数
18) 被リンクIP数(Cクラス)
19) アンカーテキストの区分(キーワード、ユニークアンカーテキスト、完全・部分・完全不一致など)
20) 被リンクの増加推移

以上の分析を通して得られる情報はコンテンツに反映することに意味があります。もちろん、全項目で平均以上の数字を出すことも重要だが、足りない項目があっても他の要素を強化することで十分上位にあがる可能性はあります。
分析したデータをコンテンツ制作、もしくは最適化に活用しながら最適点を見つけることが大事です。
 
⒊ コンテンツリサーチ

キーワードリサーチを通じてターゲットキーワードを選定したら、次はそれぞれのキーワードに応じるコンテンツを保有しているかをチェックします。状況確認を行う際には、各メディア向けのコンテンツ戦略を立てるときにコンテンツの分布状況を把握できるようにオウンドメディア、アーンドメディア、ペイドメディアに分けると良いです。

さらに保有するメディアをリストアップして、各キーワード対SEO的に対応するコンテンツのマッチング表を作成します。意外とユーザーの多様なコミュニケーションニーズに対してコンテンツを制作する側で対応できていない状況に気づかれることもあるでしょう。何よりもコンテンツ保有状況を改めることで、ユーザーたちが欲する情報が何か、コンテンツの提供方向が見えてきます。
 
⒋ コンテンツの制作

ターゲットキーワードの選定とコンテンツの保有状況を把握したら、次は不足しているコンテンツを制作します。オウンドメディアのためのコンテンツはプロセス「⒉ 競合分析」で確認した基準に合わせて作成します。単純に検索順位をあげるためのSEO的観点ではなく、コンテンツを消費するユーザーの立場でコンテンツを作成することが重要です。
 
⒌ 検索エンジン最適化(SEO)

制作したコンテンツはすぐに公開せずにターゲットキーワードについてSEO的に最適かされているのかを必ずチェックします。このプロセスは一度切りではなく、コンテンツを公開した後にも成果推移をみながらコンテンツ最適化作業を繰り返し行うことで成果をあげることができます。SEOに合わせたコンテンツを作成する際に競合分析のデータを気にすることも重要ですが、注意すべきなのは特定のテーマを語るときにターゲットキーワードと関連性の高いキーワードを満遍なく使用することです。

もう1つのチェックポイントは、公開したコンテンツが検索エンジンにインデクシングされているかの確認です。ターゲットキーワードに合わせて作成したコンテンツは公開した後に必ず該当URLを検索して検索結果にきちんと表示されているか確認します。
 
⒍ サイト最適化

サイト最適化はウェブページのSEO対策だけではなく、該当ドメインに関する最適化を言います。これは検索エンジンが評価する個々のウェブページの評価要素の中にドメインに関する要素が含まれるからです。
上記の内容を中心にサイト最適化をチェックして足りない部分を改善する一連を持続的に行います。
 
⒎ 外部対策

制作したコンテンツはたくさんの人に推薦されたり、引用されたりして自然的な形で増えていくのが一番良いのですが、それだけでは足りないと判断されたときは被リンクを増やす方法があります。

外部対策に関してははじめから業者に依頼する方法もありますが、競争の激しいキーワードではなければ上記6つのプロセスを徹底したあとに被リンクを増やす対策を行う方法とコンテンツを共有するボタンをつけるなどの工夫で効果を出せます。
 
⒏ モニタリング評価&フィードバック

最後のプロセスは、検索順位をモニタリングした結果をもとに評価および改善方法を見出すことです。そして再度プロセスに反映する好循環サイクルを作ります。このSEOで重要なのはこの好循環サイクルのフィードバックです。それをするにはモニタリングするためのツールが大事です。